日本マグロ白書
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マグロの養殖
コラム

鮪、ネタの呼び名

お寿司屋さんでは「トロ」「赤身」という具合に、部位によって鮪の呼び名を変えていますよね。この呼び名が鮪のどの部分を指す言葉なのか、皆さんはご存知でしょうか? ・トロ:鮪のおなかの部分の身を言います。その中でも 【大トロ>中トロ】 の順に、まぐろの頭に近づきます。 ・赤身:鮪の背中の部分の身を言います。その中でも 【背カミ>背ナカ>背シモ】 の順に、まぐろの頭に近づきます。 ・中おち:鮪をおろしたときに、ホネとホネの間に付いている赤身のことです。

マグロの養殖

マグロの養殖と聞くと皆さんは、どのようなイメージを持たれるでしょうか?私たちが考える「養殖」のイメージとは、相当かけ離れているのが一般的に言われる「マグロの養殖」です。そんなまぐろの養殖の特徴や、問題点などを知ることができます。

マグロの養殖とは

養殖とは本来、卵の段階から成魚(大人の魚)になるまで育てることを言うのは、皆さんもご存知の事と思います。しかしまぐろの場合、小売店などでは「養殖」を謳っておきながら、実はこのようなイメージの養殖で商業ベースに乗っているわけではないのです。まぐろの産卵から成魚になるまで養殖するテクニックは、実験上では成功しているものの、市場で利益を出すまでには至っていないのです。そのためマグロの養殖は本来、「マグロの畜養」と呼ばれる方法で育てられ、市場に出回っているのです。


マグロの畜養とは

マグロの畜養は現在、オーストラリア・地中海・メキシコなどの地域で盛んなマグロの養殖方法です。

マグロの畜養の特徴1・天然マグロの成育

マグロの畜養の大きな特徴は、天然のまぐろを取ってきて、それを人工的に成育させているという事です。つまり、畜養マグロはもともと、天然マグロなのです。以前までまぐろの畜養に用いた天然マグロは、体重にして30キロ前後のある程度成長した天然マグロでしたが、現在ではまぐろを小魚の段階から畜養するケースも目立ち始めています。

マグロの畜養の特徴2・エサ

マグロの畜養に使われるエサは、一般的に冷凍したイワシなどの小さな魚が主流です。このエサは、一度の餌付けで大量に使われます。具体的には、畜養マグロの体重を10キロ太らせるためには、200キロ前後にも及ぶエサが必要なのです。

マグロの畜養から見て取れる問題点

ここでは、マグロの畜養がどのような問題点を含んでいるのかを紹介します。

マグロの畜養から見て取れる問題点1・天然資源

まぐろの畜養が、天然マグロを取ってきて人工的に育てるという方法を取る以上、天然資源を利用している事に変わりはありません。まぐろの畜養と聞くと、言葉上はまぐろを1から養殖しているようなイメージを抱かせます。 しかし結局のところ、市場に出回るマグロは全て、元々は天然マグロだという事になります。これでは天然マグロという「資源」が、急速に減少するのも当然の事でしょう。

マグロの畜養から見て取れる問題点2・エサ

イワシ

先ほど紹介した通り、畜養マグロを育てるには、相当な量のエサが必要です。このエサも当然天然資源ですから、現実にはまぐろを畜養するために、イワシなどの他の種をひたすらエサとして与えている事になります。
これでは海洋生態系(食物連鎖)のバランスが、大きく崩れるのも当然です。また畜養マグロのエサとして使われているイワシなどにも、本来生息しやすい地域があります。 例えば、マグロの畜養されている地中海一帯には、イワシは元々存在していません。このようにイワシなどを無理矢理、本来とはかけ離れた環境におくと、どのような生態系の変化をもたらすのか、強く懸念されています。


マグロの畜養から学べること

マグロの畜養から学べることは、簡単に言えば人間の傲慢さの極みと言う事が出来るのではないでしょうか?いくら鮪の需要が高いからと言って天然マグロをむやみにとり、それを本来とはあまりにかけ離れた環境で成育し続けると、近い将来必ず生態系に何らかの影響を及ぼすはずだと指摘する専門家は数多くいます。

現代マグロ漁

このカテゴリーでは、現代のマグロ漁について学んでいくことができます。

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マグロの種類や、地名のついている呼び名などを学ぶことができるカテゴリーです。

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現在マグロの世界に起こっている様々な問題について、学ぶことができるカテゴリーです。

マグロにまつわるエトセトラ

このカテゴリーでは、実際の生活に役立つマグロの情報を、ご紹介しています。


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