日本マグロ白書
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天然マグロ
コラム

絶滅危惧種

天然マグロはまだ、かろうじて絶滅の恐れがある「絶滅危惧種」には指定されていません。しかし、地球上には現段階で7000以上の動物種と8000以上の植物種が、その指定を受けています。 その中でも、哺乳類・鳥類・両生類などの動物種の場合は割合が深刻で、特に哺乳類においては、哺乳類全体の20パーセントほどが指定を受けています。 確かに、自然淘汰されるのはどんな生物にとっても必定です。しかしこのような種の多くは、「弱いものが強いものに屈する」のではなく、単純に環境の変化によって地球上から消え去ろうとしているのが、大きな問題だと言えるでしょう。

天然マグロ

天然マグロは現在地球上から徐々にその姿を消しつつあると言われるほど、個体数が減ってきています。なぜ天然マグロにこのような事態が起きているのかを、天然マグロの基本的なデータと共に知ってもらいたいと思います。

天然マグロとは

天然マグロとは文字通り、元々海を泳いでいるまぐろのことです。現在では、私たちの口に入る鮪の大半は養殖マグロになっているので、その希少価値から天然マグロの値段も上昇傾向にあります。

天然マグロの特徴

天然マグロは養殖マグロに比べて、以下のような特徴があげられます。いずれも、鮪の品質そのものを特化させる特徴なので、料亭やお寿司屋さんではたいへん重宝されています。

寿司

・ うま味の詰まった身
・身が日数の経過の影響を受けづらい(日持ちする)
・ドリップ(鮪の汁)が出づらい


天然マグロの生態

まぐろは沖縄などの日本近海で卵を産みます。この卵は、その後のまぐろの大きさからは想像できないほど小さいもので、具体的にはカズノコ程度かもっと小さいものをイメージすると近いほどです。
この天然マグロの卵は、産卵後24時間程度で孵化します。この孵化の後、同時期に生まれた兄弟同士で生存競争(共食い)をします。その後勝ち残った子供の天然マグロは、1年ほどで30~40センチほどにまで成長し、成長した大人の天然マグロになると、平均して2~3メートルほどの大きさにまで及ぶのです。その後は、太平洋をグルっと回遊し、再び日本近海に戻ってくるのです。

天然マグロの価格

天然マグロは先ほど紹介した通り、希少価値が上がってきているので、全般的に養殖マグロよりも値段が高い傾向にあります。天然マグロは、スーパーなどに行けば1000円を切る値段で販売している場合もありますが、たいていの場合安くても2000~3000円はするでしょう。もちろん高級天然マグロになると、数万円単位で売買されることも決して珍しくありません。


天然マグロから見て取れる問題点

天然マグロの数が次第に少なくなった理由には、以下のようなものが考えられます。

天然マグロから見て取れる問題点1・環境の変化

天然マグロが年々減少している理由には、海洋環境の変化があげられます。つまり、海が汚くなったり生態系のバランスが崩れたことで、海洋そのものが天然マグロにとって住みづらいものに変化してきているのです。

天然マグロから見て取れる問題点2・乱獲

天然マグロが減少している理由には、まぐろの取りすぎも挙げられます。私たち人間が自然の生態系を省みず、まぐろ売買が商売として成立する間いくらでも取ってきたので、近年純粋な天然マグロの数は急速に少なくなってきたのです。

天然マグロから学べること

エコイメージ

天然マグロに現在起きていることは、そのまま地球が現在抱えている問題に直結しています。つまり地球環境よりも人間の欲求を優先してきたため、人間を取り巻く生態系が急速に変化し始めているのです。 今はまだ天然マグロの数が減ったからといって、大問題だと考える人は少ないですが、これが天然マグロだけでなくほかの多くの生態系を巻き込む問題に発展したら、最終的に一番困るのは私たち人間なのは間違いありません。そして、そうなるのは遠い将来の話ではなく、もうすぐそこに見えている問題なのです。


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