日本マグロ白書
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マグロ問題
コラム

自分にできることを考える

地球環境の問題の解決策は、その多くが実は、個人の心がけ次第でかなりの効果をもたらします。 しかし、理屈ではそうわかっていても、中々実行に移している方は少ないのではないでしょうか? 例えば、二酸化炭素の排出量を減らすために、夜寝る時にちゃんと電気を消すと、それだけで相当な電力の削減(=二酸化炭素排出量の削減)につながります。 マグロ問題もそうなのですが、企業関係者の努力や研究に期待するだけでなく、私たちの普段の生活を省みる事こそが、一番大切な姿勢なのではないでしょうか。

マグロ問題

このサイト内では、様々なアプローチから現在マグロに起きている問題の数々を紹介・考察してきました。ここでは、これらの問題をもう1度整理し直すと同時に、どうすれば問題を解決でき、その過程でどのようなことを学べるのかについて考えましょう。

マグロ問題とは

「マグロ問題」とはつまり、マグロ漁獲量の規制のことですが、その原因は大きく以下の3つの点に集約できます。

マグロ問題1・消費量の増大

マグロ問題を考えた時に真っ先に議論に上るのが、このマグロ消費量の増大についてです。なぜまぐろの消費量がこの10年ほどで急に上昇したのかを簡単にまとめると……

•台湾・中国などの国々が、鮪料理を食べ始めた •アメリカなどで現在、sushiブームが起きている影響

という点を挙げることができます。中国・アメリカの人口を単純に合計すると、15億人近くになります。日本の総人口が1億2千万ほどですから、いかに鮪を食べる人口が一気に増加したのか伺えます。

マグロ問題2・漁獲量の変化

このようなまぐろの消費量の増大を受け、そのニーズを満たすためマグロ市場は、一躍巨大な利益をもたらす分野へと成長しました。そのため、天然マグロを取れるだけ取る状態が続いたため、一気にその個体数が減ってしまいました。国際会議でマグロ漁獲量の削減が取り決められたのもこのような経緯によりますが、これでも尚、対策が甘いと指摘する専門家は後を絶ちません。

マグロ問題3・生態系の変化

天然マグロの個体数が減ったため、漁業関係者の間ではマグロの養殖の研究が進められましたが、目を見張るほどの成果を現段階では挙げられていません。その代わり、まぐろのニーズを満たすためまぐろの畜養がドンドン進み、海洋生態系のバランスを崩すほどにまでに事態は進行しています。本来まぐろが生息しづらい地域で育てられるこれらの生物が、食物連鎖のバランスを乱せば、さらに深刻な状態をもたらすでしょう。


マグロ問題を解決するために

マグロ問題を解決するためには、以下のような事ができるのではないでしょうか?

マグロ問題の解決のために1・消費量の抑制

マグロ問題を解決するためには、その消費量を抑えなければなりません。簡単に言えば、日本も含めてまぐろを食べる食文化を有する国の人々が、少しずつ鮪を食べる量を減らすのです。単純な解決策に思われるかもしれませんが、いざ実行しようとすると、これが一番難しい解決策でもあるのです。

マグロ問題の解決のために2・天然資源の保護

マグロ問題を解決するには、今よりももっと意図的に、天然マグロを保護する意識を高めなくてはなりません。そのためには、利益のみを追求する現在のマグロ市場のあり方そのものを、考え直さなければならないでしょう。

マグロ問題の解決のために3・十分な研究

マグロ問題を解決するには、まぐろという生物そのものに対する十分な研究も欠かせません。その際……

•個体数の減ってしまったまぐろの数を増やすには、どうすれば良いのか? •まぐろの畜養技術が生態系に及ぼす影響は、どれほどなのか? •環境バランスと商業ベースを両立する養殖技術は、開発できないのか? などの点は、真っ先に研究対象となるべき課題です。

マグロ問題から学べること

私たちはこのマグロ問題から、どのような事を学べるのでしょう。人それぞれに、いろいろな感想や意見があるはずです。しかし天然資源は有限であること、天然資源を人間のエゴの赴くままに利用し続けると、結局人間にそのダメージが跳ね返ってくる事は、今までの歴史が証明しています。皆さんも今日から少しだけで構わないので、天然マグロを保護するために、自分は何ができるのか考えてみませんか?


現代マグロ漁

このカテゴリーでは、現代のマグロ漁について学んでいくことができます。

マグロの種類

マグロの種類や、地名のついている呼び名などを学ぶことができるカテゴリーです。

マグロを取り巻く問題

現在マグロの世界に起こっている様々な問題について、学ぶことができるカテゴリーです。

マグロにまつわるエトセトラ

このカテゴリーでは、実際の生活に役立つマグロの情報を、ご紹介しています。


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